創業1592年(文禄元年)の老舗 越後高田の大あめや
初代がこの地で、粟から水飴をつくり始めてから四百年。この間、代々これを受け継ぎ、工夫を重ね、もち米と麦から淡黄透明な水飴をつくることに成功しました。これが街道を往き交う参勤交代の諸大名や旅人によって越後追分の大あめやの名で江戸表まで伝わりました。また、この水飴を角に固めた翁飴は、歴代高田城主の御用を命ぜられ近年では、天皇陛下(皇太子のみぎり)越路ご来遊のおりにお買いあげ賜りました。古傳を守り、ひたすら真の味を求めて精進いたしております。なにとぞご愛顧のほどお願い申し上げます。
創業1592年、にぎわった街道の地でそのままに、江戸時代からの遺構を残す建物で当時と変わらぬ製法を守り続けております。
吉沢久子著:吉沢久子のおいしい和菓子見つけました (二見書房)
「飴屋今昔」北越出版から平成21(2009)年11月発売 1,260円(税込)