創業1592年(文禄元年)の老舗 越後高田の大杉屋惣兵衛
初代がこの地で、粟から水飴をつくり始めてから四百年。この間、代々これを受け継ぎ、工夫を重ね、もち米と麦から淡黄透明な水飴をつくることに成功しました。これが街道を往き交う参勤交代の諸大名や旅人によって越後追分の大あめやの名で江戸表まで伝わりました。また、この水飴を角に固めた翁飴は、歴代高田城主の御用を命ぜられ近年では、天皇陛下(皇太子のみぎり)越路ご来遊のおりにお買いあげ賜りました。古傳を守り、ひたすら真の味を求めて精進いたしております。なにとぞご愛顧のほどお願い申し上げます。
令和6年、施設の老朽化により土橋本社・工場を閉業。それに伴い飴製造の事業も終了し、惜しまれつつも長年に亘る「飴屋」としての歴史に幕を閉じました。
現在、羊羹を中心とした餡製品や焼き菓子などの和菓子のみの販売に移行し、「和菓子の大杉屋惣兵衛」として事業を継続しております。
市民に美しい風景を発見してもらい、景観に対する意識を高めてもらう「第8回上越市景観デザイン賞」の大賞など入賞作13点がこのほど決定した。魅力ある景色を表彰する景観部門の大賞は、同市土橋の住居兼和菓子店工場の「大杉屋惣兵衛」(推薦・長野市の星野勉さん)。明治,昭和初期に造られた建物と周囲の杉の大木との調和が評価された。(2002(平成14年)11月29日付 新潟日報より)※旧・本社工場は2024年に閉業いたしました。